安心できる建物について

使用する建物が、私たちの神経を蝕み、身体の具合を悪化させるとしたら
、それは
なんとも残念な結果ではないでしょうか。
家族同士の、理由の判らないイライラから生じる衝突などは、建築材料の吟味で、
いくらでも避けられることが出来るのです。
乳幼児の頃から良い環境で育てたので、優秀な人間に成長したとしたら素晴らしい
ことじゃないですか。
これらの事がすでに、実際に建築材料の選択如何にかかっていると立証されており
ます。
使用する色彩が、その部屋を使用する人間に対して与える影響力ということも、忘
れてはなりません。
地震に強い建物を造ることは、地震国で仕事をしている我々にとっては当たりまえ
のことであります。
人間本来の穏やかな精神を引き出し、優しさあふれる心を持って、他の人と接する
ことが出来るような人間性を育む生活空間を、企画、提供することが、本当に安心
できる建物作りではないだろうかと考えております。 

家族が安心して暮らせる空間造り。



  
高齢者、障害者に対する福祉住環境について

福祉住環境づくりとは、段差解消スロープや、手摺を取り付ければいいという事で
はなく、その建物を使用する人が、どのような状況を障害と感じるのかを検討し、
それを障害と感じさせなくすることであると思います。
それと同時に、介護をする側の人がストレスを感じることなく速やかに作業が行え
るような空間を用意することも含まれての作業であると思います。
足に障害を持つ人も、長いスロープをだらだら歩いて上がるより、手摺のある階段
の方が、無駄な体力も使わずに楽に上がれるような状況も、考えらます。
手摺も水平、垂直に取り付ける場合よりも少々傾斜をつけた方が、力が入って使い
やすいとのお話を受けることがあります。
公共の建築物では不特定多数の要求がございますから、難しい対応を迫られる状況
でも、住まいの場合には、じっくりとお話を聞き決定すべきだと思います。

障害を持っている方も自立出来る空間造り。



  建築と環境破壊について

人口の増加と環境破壊のスピードは確実に正比例しております。
そしてまた木造の建築物は、
地球のCo2増加の根源であるかのように疎まれていま
す。
いずれも後の処理に問題があるように思えます。
我々建設に携わっている者にとって、人口増加こそが最も建物の需要が増えるきっ
かけでありますし、それによって仕事量も増えるという図式が成り立つのですが、
それにより生活環境が悪化していくのでは困ります。
我々がしっかり自覚し、自分の生活圏のゴミ処理や過剰なエネルギーの使用をコン
トロールするだけでも、見違えるほど地球環境は良くなるはずです。
木材は人類が再創造できる唯一の天然建築材料であり、我々の地球にとっては欠か
すことの出来ない、大切な資源であります。
このような資源を次世代に引き継ぐためにも緑を植え、育成し、次世代へと残して
いかなければならないでしょうし、このような行動を起こさなければ我々の命すら
危険な状況に陥らせてしまうかもしれません。
どんな木材も無駄には出来ません。
建設は決して、地球環境を破壊する根源になってはいけないと思います。

渓流に行くと地球の汚れ具合が歴然としています。



  これからの建築について

ISO9000番、14000番、住宅品質確保促進法等、あたかも建設業界を、
コンピュータ管理のオートメーションシステム工場か何かのように考えているので
はないかと思われます。
いくら材料をプリファブリケイトしても、現業は手作業が主軸であるため、どこま
で現業の人間を指導していくかが問題です。
これからは現場監督の質の高さが、いまより一層問われるのではないでしょうか。
まさに自分の所の仕事は自分のところで基準を設け、管理しなさいと大人?扱いさ
れるわけでして、10年、20年保証という証明書を発行しないと、発注者は我々
のことを信用してくれない状況を作ってしまったいきさつは、我々世代には関係の
ないことでありますが、充分反省する所であります。
世界の名車でありますフェラーリのエンジンの中枢部の部品に、我が国の会社の製
品が使われていると聞いております。
『日本人の手』この感覚を大切にしたいと思います。
『工場製品だからきれい』ではなく『手作業のものだから美しい』としたいと思っ
ております。

素晴らしい日本の技と、素材のコラボレーションで出来上がる作品。

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